今回のココロエ
引き締め効果のある化粧水やリンパマッサージなどで、気分をリフレッシュさせましょう!さらに小顔効果のある髪型や服装など、印象をすっきりさせるとイライラも緩和されます。
生理中やその前後には、体が少し熱っぽくなったり、顔もぽっぽと火照り、むくみが気になることもありますよね。女性ホルモンの影響から水分を貯め込みやすくなったり、体温を調節する自律神経の働きが低下したり…といったことが主な原因と考えられています。生理前は、胸の張りの痛みと重なることも多いですし、次から次へと不快感が訪れ、すっかりブルーな気分になってしまいますよね。もう家でじっとしていたい…と思うものです。
特に春は、顔は火照っているのに手足の先は冷たいという人も多いようです。ホルモンバランスからの自律神経の不調だけでなく、季節の変わり目の寒暖差や新しい環境に適応するためのストレスなども原因とされています。そのような火照りのあるときは、手足などの末端には血流が充分にいきわたっていないこともあるので、顔にひんやり感を与えても身体は冷やさないことが大切です。
引き締め効果のある化粧水と休憩時間のマッサージを習慣に
生理中の火照りやむくみは、毎月のように経験することでもあります。何もせず、「嫌だなぁ」と思って過ごす受容的な態度は、自分自身に対する評価、“自己肯定感”を下げてしまうことがあります。そのような状態が続くと、人生全体の停滞にもつながってしまいますから積極的に対処していきましょう!引き締め効果のある化粧水スプレーなどを携帯し、ひん やりとした心地よさで気分をリフレッシュしたり、休憩時間に簡単なリンパマッサージをしてむくみをとり、血行を促進してみてください。何らかの工夫をして「対策している」という実感がもてれば、自己に対する評価も自然にあがり、気分も上向きになりますよ。
後ろはすっきりまとめ、小顔効果のある髪型に
生理中の顔にむくみがあるときは、鏡を見るだけでもがっかりしたり、首のあたりにふれる髪を鬱陶しく感じることもあるものです。顔の周りの髪は少し残し、 後ろはすっきりとまとめるなど、小顔効果のある爽やかな髪型にしてみてください。首回りがV字に開いたブラウスやセーターも、顔がすっきり見えるのでおす すめです。鏡に映る自分の印象がすっきりとしていると、火照りやむくみからのイライラも緩和されます。また私たちの気分は、生理中は特に敏感になりがちで肌触りからも強く影響を受けます。首のつまった動きにくい服は避け、伸縮性のある着心地の良い服を着ることもおすすめです。
春になりコートもいらなくなると、忙しいときはシャワーで済ます人も増えてくると思いますが、新年度がスタートして一段落する5月は、PMSなどストレスが表面化しやすい時期でもあります。火照りやむくみの予防という意味でも、季節の変わり目こそお風呂でゆっくり体をあたためて、一日の疲れやストレスをすっかり癒しましょう。
ココロに効く豆知識”マインドフルネス”
子どもながらに周囲の状況や人間関係に好奇心をもち、また、うまく振る舞おうと考える心の状態を「小さい教授(リトルプロフェッサー)」と呼んでいます。 まるで小さな教授が心の中にいるかのように、好奇心旺盛で自由な子供っぽい面と、周りの大人たちの心理を見抜き、うまく適応する面が、誰しも生まれながら に備わっているのです。自由な子供っぽい面は、創造性を発揮するために役立つと考えられていますが、大人になるにつれて薄れがちです。最近、創造性が発揮 できていない、という人は、「心の中の小さな教授」を呼び起こしてみてください。子どものような感性で、自然に触れるなどの方法で、呼び起こすことができ ます。
その他のココロエ
【記事監修医】
西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医