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生理時はネガティブ思考で不機嫌になる

生理時はネガティブ思考で不機嫌になる 生理時はネガティブ思考で不機嫌になる

家族に八つ当たりして思ってもいない嫌なことをいってしまい、あとで一人で自己嫌悪。

ソフィしなやか心理学

晴香 葉子先生

しなやかでいるために、ココロのことをもっと知ってみよう!

心理コンサルタント晴香葉子先生によるココロエをそっと教えちゃいます。

明日からさっそく試してみちゃおう♪

晴香 葉子先生

※晴香 葉子先生のサイトへ移動します。

今回のココロエ

歩行瞑想法を使って、脳をリラックス!

歩数を数えながら、“呼吸”と“歩いていること”に集中!

帰宅を笑顔で迎えてくれたお母さんに、つい不機嫌な態度をとってしまう……このような経験も、生理がはじまる年頃から多くなります。学校や職場からの帰り道で一人になると、一日の出来事が思い出され、「ああすればよかったかな」「こう言えばよかったかな」と、ネガティブな思いがふくらんでいくことがありますよね。

そこで今回は、最寄り駅から家までの間で簡単にできる「歩行瞑想法」をおすすめします。新しい認知行動療法として注目されているマインドフルネス(下記参照)の応用で、歩数を数えながら、「3歩で息を深く吸い、3歩で深く吐く」を繰り返し、ただ“歩いていること”に集中しながら歩いていくのです。数を沢山数えると疲れる人は、「1、2、3、」「1、2、3、」と、3つまでを繰り返してもOKです。

数を数えることで左脳活性

一概には言えないのですが、ポジティブ感情は左脳前頭前野で、ネガティブ感情は右脳前頭前野で生まれると考えられています。アメリカ・ウィスコンシン大学の心理学者、リチャード・ディビットソンは、実験の結果、前頭前野の左側が活発に動いている人は陽気で楽天的、右側の方が活発に働いている人はブルーな気分になりやすく、トラブルの際に動揺しやすいと発表しました。左の脳を活性化するには、計算をしたり、数を数えると良いとされています。

数息観と歩く瞑想で雑念を手放す

西洋には「眠れないときには羊の数を数えるといい」という伝承がありますよね。インドには、自分の息を数えながら坐禅を組む「数息観」という修行方法があります。どちらも、単純なことを考えて呼吸することで気持ちが落ち着き、雑念を手放す効果があります。歩きながら行うことで、もしも何かの考えに囚われても、今歩いている場所にそれを置いて歩いて行くイメージができ、より雑念を手放しやすくなります。

「命の次に大切なものは?」というアンケート結果をみてみると、一番多かった回答は、学生・社会人ともに「家族」でした。簡単に感情をむき出しにしてしまうのも、切っても切れない絆による安心感があればこそ。当たれる家族がいるというのは、実はとても幸せなことでもあります。歩行瞑想法で雑念を上手に手放すことさえできれば、穏やかに笑い合える時間が増えていくと思います。

生理日以外でも自己嫌悪になった時に、この方法でポジティブになれるね! 生理日以外でも自己嫌悪になった時に、この方法でポジティブになれるね!

ココロに効く豆知識”マインドフルネス”

マインドフルネスとは、お釈迦様が使っていた言葉、パーリ語で、「気づき」といった意味の英語です。お釈迦様が説いた、心を良い状態に保つためにこうしなさい、という教えが、2600年もの時を超え、ハーバード大学などで脳科学的に優れているということが実証され、新世代の療法として見直されています。

その他のココロエ

【記事監修医】

西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医

ソフィの生理管理アプリ

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