今回のココロエ
優しい気持ちになれる「色」をイメージして、ゆっくりと深呼吸を。色の視覚効果と、深呼吸のデトックス効果で、す~っと心が穏やかに!
生理前は、ホルモンのバランスが崩れ、感情が高ぶりやすく、ちょっとしたことでイライラしたり、興奮してハイテンションになったりしますよね。「どうかしたの?」「何かあった?」と周りから声をかけられて、ハッとすることも多いものです。毎月のことですから、できるだけ穏やかにやり過ごせるといいですよね。
心地よいテンションを維持するためには、色彩呼吸法がおすすめです。優しい気持ちになれる「色」をイメージして、ゆっくりと2~3回深呼吸をするだけです。できれば、朝、昼、寝る前の3度、行ってみてください。
色をイメージする効果
色という視覚からの刺激は、脳に伝わり、ホルモン分泌の状態を変え、身体の様々な器官に影響を与えます。実際に目にしていなくても、脳が記憶している「色」をしっかりイメージすることで、心身ともによい影響をもたらすのです。
深呼吸の効果
深呼吸には、血液の循環を良くし、代謝をアップさせ、解毒を促すデトックス効果があります。深く息を吸い、ゆっくりと吐くことで、心や身体が、す~っときれいになります。
「色」をイメージした深呼吸は、相乗効果で、心を穏やかに整えてくれるのですね。
また、色にはそれぞれ、共通して抱きやすいイメージがあり、以下のような心理効果が期待できると言われています。
ピンク色をイメージして、深呼吸をするということを繰り返していた女性の外見が、実年齢よりも20歳も若返った、という調査結果もありますから、キレイになるためにも、試してみる価値はありますね。
ココロに効く豆知識“ヒステリーって「子宮」が語源!?”
一般的にイライラして感情がコントロールできなくなることをヒステリーと言いますが、古くは、子宮のある女性特有のことだと考えられていました。語源は、「子宮」という意味の古代ギリシャ語です。19世紀フランスでは催眠術で治療していたそうです。いつの時代においても、女性にとって、身近な課題なんですね。
その他のココロエ
【記事監修医】
西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医