ソフィしなやか女子トーク
女性のココロやカラダ、生理についてなかなか人には聞きにくかったり、あまり話題にあがることはないけど実は気になることって、結構あるものです。そんな、もやっとした問題をしな女メンバーが徹底討論!しなやか女子的新ルールを決定します。
テーマ
気になるけど人には聞けない?「デリケートゾーンのケア」について
今回のお悩み
デリケートゾーンのケア、みんなはしてる?
デリケートゾーンのニオイやかゆみが気になります。それに、おりものが多い日があるのも心配です…
何か特別なケアが必要なのでしょうか?誰にも相談できずに困っています。
▶ 確かに、デリケートゾーンについては女子同士でもちょっと話しにくいもの。みんなどんな悩みを抱えて、どのように対処しているのでしょうか?おりものケアは必要?…など、しな女メンバーが徹底トーク!
デリケートゾーンにどんな悩みがある?
肌トラブルから見た目まで…悩みはいろいろ、みんなにあるもの
早川:デリケートゾーンの悩みといえば・・・かぶれとか肌トラブルかな。
花田:わかる!とくに夏はムレて、かゆみやかぶれが気になっちゃう。
安西:生理日以外でも、おりものでかゆくなったりするよね。
一木:ムレてニオったりしないか心配!生理中の女性はニオイで分かるって話を聞いたことがあって、それから周りにニオイが漏れていたら…と少し気にするようになったよ。
杉下:ええ!!それコワイ。自分は気づいてないパターンとか、すっごいヤダね!
早川:最近アンダーヘアの処理をしている子が多いみたいだから、見た目も気にするポイントなのかも。
梅野:黒ずみに効果があるっていう専用のスキンケア商品も出ているよね!
杉下:わたしはデリケートゾーン専用のソープを使ってる。デリケートゾーンっていうくらいだから、他よりも繊細で丁寧に扱うべきでしょ?
佐々木:みんな色々ケアしてるんだ、エライ。私…おりもの対処のパンティライナーくらいかなぁ。
安西:デリケートゾーンのケアって、どこまでやるのが正解なのかが分からないよね。一応気にしてはいるけど、自分がやっているケアが十分とも言えないし…。
花田:確かに、それぞれの感覚による部分が大きいね。誰かと情報交換することも少ないし、デリケートゾーンは、悩みというより不安なコトでいっぱいなのかも。
橘:何か問題が起きないと考えることもなかったけど、あらためてデリケートゾーンについて話すといろいろな悩みが出てくるものだね。それを発見&共有できただけで、少し安心できた!
杉下:わたしは心配性だから不安なことがあったらすぐに婦人科の先生に相談するけどね(笑)。
安西:専門家に相談するもよし、自分で調べるもよし。病気のサインということもあるらしいから、疑問や不安はなるべく放置しないようにしたいね。
佐々木:女同士なら共感できる部分もあるし、もっと気軽に友達と話をしてもいいと思えた。
ユニ・チャームHP会員のアンケートでは、デリケートゾーンで悩んだ経験のある人が9割近くいました。多かったのは「かゆみ」「におい」「おりもの」など。ちょっと相談しにくい話題ではありますが、身近な友達も同じ不安を抱えているかも。悩みを共有するだけで、気持ちも軽くなることもあるよ!
そもそも、おりものって何?なんのためにあるの?
実はよく知らない!?「おりもの」は女子の大事な情報源!
梅野:「おりもの」って、デリケートゾーンよりもさらに話題に上がることが少ないよね。
佐々木:もちろん知ってはいるけど、それが何なのか、詳しくはわかってないかも。
安西:膣の中を雑菌やバイ菌から守る働きをする、女性にとって大切なものなんだよね。
ALL:へえ~、知らなかった~。
安西:おりものの変化で、子宮内膜症や子宮頸癌、性感染症なんかの病気がわかることもあるそうだよ。
梅野:変化といえば…サラッとしている日と、ドロッとしている日があるのは異常あり?!
萩野:生理周期に合わせて量や状態が変わるのは普通のこと。自分のおりものの変化を把握しておけば、病気のサインも見逃さないし、生理日もだいたい予測できるんだよ。
早川:生理周期とおりものって関係があるんだ、全然知らなかった…。生理と同じで、「女性なら誰にでもあるものだから仕方ない」くらいにしか思ってなかったな。
安西:しかも、生理と違って痛みがないから、疑問を感じてもすぐに忘れて放置しがちなんだよね。
佐々木:確かに!下着が汚れるとか、小さな悩みはあるけど、そこまで深刻じゃないというか…。
一木:女の子にとって大切な情報が詰まっているのに、あまり注目してなかったよね。
花田:以前友達から「おりものの状態がヘン!」って相談されたことがあって、そのときはじめておりものに異常が起きたりすることを知ったのと、自分も気をつけて見てみようって思ったよ。
萩野:疲れやストレスでもおりものに変化が表れたりするからね。みんなに起こりうることだよ!
杉下:ストレスでも?!おりものって自分の体調を知るのにいいんだね。
安西:一度意識して観察してみよう。病気のサインを見逃さないために日頃からチェックしなくちゃ。
一木:きちんと知識を持っておけば、いざというときも焦らずに済むね!
◆「おりものについて」婦人科の先生に聞いてみました!
・Q.おりものってなに?
おりものの正体は、子宮頸管から出る粘液や膣の分泌物がまじり合ったもので、女性のカラダを守るために大切な働きをしています。膣は大腸菌やブドウ球菌といった雑菌が入りやすく、おりものが膣のうるおいを保ち、それらの侵入を防いで、老廃物を体の外に排出する役割を担っています。また、排卵時には膣から子宮頚管を通って子宮の中に精子が入りやすいよう受精を助ける働きがあります。
・Q.おりものが多かったり少なかったりするのはなぜ?
排卵日が近づくと「量が増える」と感じる人も多いのでは?女性ホルモンのリズムに合わせておりものの量や状態は変化します。一般的に生理直後は量が少なくサラリとした状態で、徐々に増えて排卵期には最も量が多く透明なゼリー状でよく伸びるおりものが2~3日続きます。自分の変化のパターンを知っておけば、「もうすぐ排卵日かも」などカラダの周期を知る目安になります。
・Q.おりものを減らすことはできる?
おりものの量が多いと気にする方も少なくないようですが、女性ホルモンがしっかり出ている証なので、あまり心配することはありません。急に量が増えたり、状態が変化した場合は、感染症や膣炎の可能性もあるので、婦人科を受診しましょう。カラダの抵抗力が落ちると、一時的におりものが増減することがあります。デリケートゾーンのケアはもちろん、カラダをしっかり休めましょう。
そこまですればOK?デリケートゾーンの正しいケア方法とは?
デリケートゾーンは前向きに!見えないところのケアが女子度を上げる!
早川:パンティライナーって下着を常に清潔にするのにとても便利だけど、みんな使っているものなの?
佐々木・杉下・梅野・一木・萩野:使ってるよ!(使っている人、使っていない人がちょうど半々)
杉下:生理日以外は毎日使うよ!汚れたらすぐに取り換えられるから、いつも清潔でいられるのがいい。
佐々木:下着を汚さないですむから、洗濯がすごく楽!一度使うと手放せなくなるよ。
橘:わたし、勘違いしてた…パンティライナーっておりものにすごく悩んでいる人の特別な商品だと思ってた。意外と使っている子が多くて…ビックリ!!
早川:わたしは、下着に重ねるとムレてかぶれちゃいそうなイメージがあって使ってない。
萩野:肌にやさしい素材のパンティライナーを選ぶといいかも。最近では、女子の好きな香りつき商品や、まるごとトイレに流せちゃう商品なんかもあるから、自分に合ったものをチョイスできるよ。
花田:そんなに色々あるんだ!?パンティライナーは、今や女子のメジャーなアイテムなんだね!
安西:へえ~便利!携帯用のビデとか、専用ソープや化粧品まで含めると、デリケートゾーンのケアには、思った以上にたくさんの方法があるね。いきなり全部は難しい…どこまでやればいいんだろ?
杉下:過剰になりすぎてもNG!ごしごし洗ったり、ビデを使いすぎると、膣の自浄作用(※もともと備わっている膣内を清潔に保つ働き)が低下しちゃって、かえって良くないんだって。
梅野:清潔に保つことが一番!女子の身だしなみと思って、日頃から無理のないケアを実践したいね。
佐々木:身だしなみかぁ。見えないところもきちんとケアしてるのって、なんか女子度高いね。
一木:うん、しなやかな女性って感じで、内面もキレイになれそう!
橘:わたしは、まずパンティライナーからはじめてみようかな(笑)。
デリケートゾーンのケアとして最も身近で簡単なのが、“パンティライナーで下着を常に清潔にする”と“洗浄”。6割の方が対処方法として行っていると答えています。デリケートゾーンのケアは身だしなみとして大切だと感じている方は、「とても大切」「やや大切」合せて88%と多数!身だしなみというくらいですから、悩みがあるときだけでなく、日々の習慣としてケアができるとよいですね!
婦人科の先生からのアドバイス
デリケートゾーンは自分の目では確認しづらい部分なので、かぶれやできもの等、気づかないうちにひどくなってしまうことも。最近増えているのが「毛嚢炎(もうのうえん)」といって、外陰部にできものができて赤く腫れて痛みを伴うこともあるもの。ムダ毛処理によって肌が傷ついて発生することが多いようです。これは、薬を使うことで早く治るので婦人科を受診することをおすすめします。デリケートゾーンを清潔に保つことはもちろん大事ですが、石けん等で必要以上にごしごし洗いすぎると、かえってトラブルを悪化させてしまうことも。かゆみやかぶれがあるときはお湯で洗い流すだけで十分です。気になることがあれば、放置せずに婦人科医に相談してみてください!
今回のお悩み「デリケートゾーンのケア」について
しなやか女子の新ルール
・デリケートゾーンのケアは、悩まず前向きにするべし!
できることをきちんと毎日続けていれば、知らぬ間に女子度もアップ
○ デリケートゾーンの悩みはさまざまで、誰にだってあるもの!女同士ならきっと共感できる
○ おりものには大事な情報がつまっている!日頃からチェックして、不安や疑問を放置しない
○ 自分も周りも快適に過ごせるよう日頃のケアが大切!できることからコツコツと
今回のまとめ
おりものはみんなにあるもの。我慢しないで前向きに対処、不安なことはお友達に相談を!パンティーライナーを使うのも良さそう♪
橘珠 里
肌にやさしいパンティーライナーがあると知ったので、さっそく試してみようと思ってます♪みんなも、自分に合った商品を積極的に探してみては?
早川 愛
デリケートゾーンケアは専用ソープなどいろんなグッズがあるみたい。どんどん情報収集して、自分にあった方法を試してみよう!
花田 浩菜
わたしもみんなと話すまでわからないことだらけでした。おりものには個人差があるので、まわりに相談してみることで解決のきっかけになることもあるとおもうよ!
佐々木 志希
デリケートゾーンについて、疑問や悩みがあるのは普通のこと。友達に話しづらいなら、ネットで調べたり、婦人科の先生に相談するのも◎。一歩前に前進してみよう!
杉下 理世
デリケートゾーンのケアは女子ならみんなすること、アイテムも豊富だから、もし何か悩んでいるなら「自分は変化も!?」と思わず、前向きに自分なりの方法をさがそう!!
安西 あやか
女性としてのエチケットとして、自分が快適に過ごすための工夫として、パンティーライナーをもっと気軽に使ってみて!おりもののチェックもできるからおすすめです。
梅野 舞
しなやか女性になるために、日頃からデリケートゾーンのケアを!それでも、悩んだり不安なことがあるなら、恥ずかしがらずに病院に行こう♪
一木 美里
【記事監修医】
西山紘子先生
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部東京都済生会
東京都済生会中央病院/産婦人科医