妊娠の可能性が高まる約6日間って?
妊娠するには、排卵された卵子と膣に射精された精子が卵管(子宮と繋がる細い管)の中で出会って受精する必要があります。射精された精子が女性のカラダの中で生きていられるのは最大5日程度。その中でも精子に受精能力があるのは48時間ほどに限られています。排卵した卵子が受精できるのは約1日です。射精と排卵のタイミングをうまく合わせることが大切です。
排卵当日よりも排卵1~2日前に性交渉をした方が妊娠率は高くなるといわれています。これは、排卵日当日に射精しても卵子が生きている間に精子が卵管に辿り着けないことがあるため。卵子の寿命である排卵後24時間以内に出会うには、寿命の長い精子が先に卵管でスタンバイし、受精しやすい状態をつくっておく必要があるのです。
最初の一歩として、排卵日に合わせて性交渉をおこない、妊娠を目指す「タイミング法」から始めるのが最も一般的です。
おうちで手軽に取り組めるのがよいところですが、いつ、どのようにタイミングを測ればいいか迷ってしまいますよね。妊活を始める前に、正しい方法を知っておくことがオススメです。
排卵日は生理周期から予測できます。しかし、生理周期の乱れによってズレてしまうことも少なくありません。また、排卵がおこっていないのに生理のような出血がおこっている可能性もあります。
ここでは、生理周期以外から排卵日を予測する方法として「基礎体温の記録」と「排卵検査薬の使用」について詳しく紹介します。
基礎体温でおおまかな排卵日を予測できる
基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静時の体温のこと。体内のホルモン分泌の変化と連動して基礎体温も変わるので、基礎体温を記録してグラフにすることで、低温期から高温期に移行した日の周辺が排卵日だと予測できます。ただし、基礎体温の変化だけで正確な排卵日を特定できるわけではありません。あくまで1つの目安として捉えてくださいね。
排卵検査薬でも排卵日を予測できる
自分たちで排卵日を予測したいときは、薬局やドラッグストアで購入できる排卵検査薬を使用するのも1つの方法です。
性別にかかわらず、ふたりがともに正しい妊活知識を持っておくことが大切です。まずは1つずつ知っていきましょう。
【記事監修】
株式会社ファミワン 不妊症看護認定看護師 看護修士
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