【体験談】タイミング法の妊活をどう進める?
現在は第二子の妊活中だと聞きました。妊活を始めたきっかけについて教えてください。
私たち夫婦は結婚してすぐに第一子を授かったのですが、第二子をなかなか授かることができませんでした。
私も妻もきょうだいのいる家庭環境で育ってきたので、第一子のときも、第二子のときも、なんとなく「授かれたらいいよね」「きょうだいがいたらいいよね」という雰囲気だけがありました。
ただ、第二子をなかなか授かることができなかった時期にはじめて、子どものことや家族の未来について、深くは話せていなかったと気がついたんです。そして、実際に話してみるとお互いの考えにズレがあることがわかりました。
どんなズレがあったんですか?
当時は私が32歳、妻が30歳。妻は第一子を授かったときに退職し、一時的に専業主婦になっていました。そうした状況もあり、私は「第一子と3歳差以内に授かれたら理想だけど、まだお互い若いのだし、4〜5年かかってもいいかな」と、のんびりと構えていました。
ところが、妻は自身の今後のキャリアアップをふまえて「少しでも早く産んだほうが可能性を広げられる」と考えていて。
「子どもが欲しい」という最終的な目標は一致していたのですが、ライフイベントとキャリアの両立という点で考え方にすれ違いがあったんです。
話し合うことで、その部分に向き合い、「やっぱり今、妊活にちゃんと取り組む必要があるよね」とお互いに認識することができました。
妊活を本格的に始めたのはいつごろですか?
第一子が2歳になり、育児がつきっきりではなくなってきたあたりでしょうか。排卵日に合わせて性交渉をおこない、妊娠を目指す「タイミング法」を実施しています。
現在もタイミング法に取り組んでいる真っ只中で、結果がどうなるかはわかりません。「◎月までに妊娠できなかったら、医療機関にかかろう」とふたりで決めています。
そろそろその時期がくるので、次の妊活に進む心の準備を始めているところです。事前に決めていたことなので、焦りや不安はあまり感じずに取り組めていると思います。
病院に行くと決めておくのは、ハードルが高くありませんでしたか?
幸い、私は仕事の一環で妊活や不妊治療について学ぶイベントを開いたことがあって、そこで知識を得られたんです。その時、妊活当事者のお話を伺う機会もあって。「男性が妊活を自分ごととして捉えられていない場合がある」とお話しされていたのが印象に残りました。
そもそも不妊の半分は男性側に原因があります。もちろん「自分のせいではない」と思いたい気持ちもわかりますが、まずは精子量や運動率などを検査するのは大切なのではないでしょうか。
もし不安があったら、男性同士で話をするのもオススメです。私の場合、すでに妊活を経験していた友人に体験談を聞かせてもらうこともありました。
パートナーさんとのコミュニケーションで気を付けていたことはありますか?
妊活では、女性だけが妊活の悩みを抱え込んでしまうこともあります。多くの場合、妊娠検査薬で最初に結果がわかるのは女性ですし、妊娠できずに生理がきて、ひとりでがっかりしてしまうのも女性です。
その心理的な負担を妻に任せきりにするのではなく、一緒に結果を見たり、気持ちをフォローしたりすることは大切だと思います。
あと、お互いに心身の余裕がなくなると、妊活に前向きに取り組めなくなるし、辛くなるだろうと考えていました。だから、妊活だけに気を取られずに、日々を楽しみながら過ごすことが大事なのではないかと思っています。
具体的にはどんなコミュニケーションを?
私たち夫婦は1日の終わりに、第一子を寝かしつけたあと、録画しているドラマを一緒に観る時間を作るようにしています。
ドラマを観ながら、妊活に限らず「今後の仕事をどうしていきたい?」「家、どうする?」とか。真面目に向き合って話をするよりも、気持ちに余裕を持って話しやすいと感じています。
話し方で気をつけていることはありますか?
真剣な話し合いをするときには、
- 相手の話をよく聞くこと
- 否定しないこと
を意識しています。
否定をしたら、気持ちが反対を向いてしまう可能性がある。だから、自分とは違う意見だったとしても、まずは一度ポジティブに受け止めてから、自分の意見を伝えます。
途中で考えのズレがあることもわかりましたが、お互いがより自分の思いを話せる関係になれたのは妊活を始めて良かったことだなと思いますね。
【記事監修】
株式会社ファミワン 不妊症看護認定看護師 看護修士
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