【これを見ればOK】妊活中の生活習慣チェックリスト
肥満または痩せすぎの男性は精液検査の結果が良くないというデータがあります。一度、ご自身の体重・BMIをチェックし、標準範囲外の場合は食事や運動習慣を見直してみましょう。BMI指数は次の計算式で求められます。
BMI=体重kg÷(身長m)²
BMI値の判定は次のとおりです。
- 18.5未満:やせ
- 18.5以上25未満:標準
- 25以上:肥満
タバコには多くの有害物質が含まれているため、女性がタバコを吸うと卵子がダメージを受けることはよく知られています。ほかには卵巣機能が悪くなったり、妊娠しても流産が増えたりするという報告もあります。
男性も、喫煙により精子の数が減り、さらに精子に含まれるDNAを損傷する恐れもあると言われています。タバコは煙にも有害物質が含まれているので、副流煙にも注意してください。妊娠を望むなら、早いうちに男女ともに禁煙するのがベストです。また電子タバコも、紙タバコと同様に精子への影響があるので、同じく禁煙するのが望ましいです。
また、アルコールを体内で分解するときに発生するアセドアルデヒドは、男女の生殖機能を低下させると言われています。女性の場合、1週間でアルコールの摂取量が50g(ビール大瓶2本、ワイン4〜5杯ほど)を超えると、妊娠に至る確率が16%低くなると言われています。
男性は、精液量、精子の運動率、精子濃度、正常形態率などに影響が出ます。飲酒の機会が多い方は、妊活を機に控えるよう意識してみてくださいね。
精子は「熱」に弱く、高温になると運動率が低下してしまいます。
愛好家も多い高温サウナは、実は精子に悪影響。サウナが精子に与える影響は短期的なもので、利用をやめれば元に戻るとのデータもありますが、妊活が視野に入ってきたなら控えたほうがいいかもしれません。妊活中はサウナを控えるのが理想ですが、多くとも月に2〜3回程度に抑えましょう。
また、密着度の高いボトムスや下着、長時間の自転車運転も、睾丸がカラダと密着して温度が上がった状態になるため注意が必要です。
精巣で精子がつくられるまでには74日ほどかかるので、習慣を見直しても明日から精子が元気になるわけではありません。急には無理でも、少しずつ改善できるよう意識してみてはいかがでしょうか。
また、意外と知られていませんが、実は最も重要なのは定期的に射精をすること。1〜2日に1度は射精をして、精巣の精子を入れ替えることで、造精機能を維持しやすくなります。
※1 Association between BMI and semen quality: an observational study of 3966 sperm donors Jixuan M., et al, Human Reproduction, Volume 34, Issue 1, January 2019, P155-162.
【記事監修】
株式会社ファミワン 不妊症看護認定看護師 看護修士
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